外資系投資銀行 | 就活終了後の簿記2級と英語

公開日:2025/04/16

今回はSOLVE5期生(25卒)の方にご参加いただき、就職活動終了後の諸々に関するレポートを作成しました。27卒の方やSOLVEに入会を希望される方のご参考になれば幸いです。

以前の掲載記事の続きである簿記2級勉強法や、英語力に関して記載しました!

簿記関連

簿記2級勉強法

簿記2級を取るにあたっては、簿記3級の内容も使いますので、まずは簿記3級から勉強すると良いでしょう。TACなどの資格塾予備校が、専用のテキストや問題集を出している(スッキリわかる簿記シリーズ)ので、こうしたものを利用して勉強していくと良いでしょう。有名なテキストとしては、「みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商3級」や、「スッキリわかる 日商簿記3級 テキスト&問題集」、「パブロフ流でみんな合格 日商簿記3級テキスト&問題集」などがあります。まずはテキストを何周か読んで、仕組みを理解した上で、確認として問題集を使っていくのが良いと思います。頑張って取り組めば、3日程度で習得できると思います。

簿記3級がある程度理解できたら、同様の手順で、簿記2級のテキストや問題集に取り組んでいくと良いでしょう。全て身につけることが理想ではありますが、7割取れれば受かるテストなので、メリハリをつけて取り組むのがおすすめです。

簿記3級から2級まで習得するのに気合を入れれば1週間程度、まあまあ頑張るノリだと2週間程度かかるかと思います。個人差はあると思いますので、計画的に取り組むことができると良いでしょう。

簿記2級の試験では、関数電卓や印刷機能、メロディー機能、辞書機能などの機能がある電卓は持ち込みできませんが、計算機能(四則演算)のみの電卓を使用することができるので、購入しておくと良いでしょう。

その他注意

証券口座に関して

投資銀行部門に入社すると、上場企業の機密情報を扱うようになり、インサイダーになりうるため、株式の売買などをすることができません。多くの会社では、証券口座を持つこと自体禁止されています(銀行口座経由の投資信託への投資ならば可能、という会社もあるようですが)。そのため、内定時代に証券口座で株式の売買をしていても、入社前に、持ち株全てを売って口座を閉じなくてはなりません。入社直前に市場の相場が下落するなどタイミングが悪いと、損をする確率が高まるので、計画的に売り切ると良いでしょう。

英語関連

コンサルティングファームや投資銀行部門の選考過程における英語に関して

英語に関する質問を就活生からよく受けることがありますが、コンサルティングファームでも投資銀行部門でも英語能力はあまり重視されておらず、話すことに抵抗がないか、を軽くチェックするくらいの会社が多いかと思います。

実務における英語の位置付け

しかし、実際の仕事になると、特に外資系の戦略コンサルティングファームでは会社にもよりますが、海外オフィスの人たちともガッツリ働く機会もあるため、かなり重要な道具になるようです。会社によっては、特定の英語のスコアを取れないと、昇進できない、という仕組みがある場合もあるようです。また、外資系投資銀行では、外資系の戦略コンサルティングファームほどではありませんが、英語ができないと少しだけ肩身が狭い、という話は聞いたことがあります。外資系の戦略コンサルティングファームにおいても、外資系投資銀行においても、上手であれば上手であるほど良い、というのは言えそうです。

内定後の英語サポートに関して

内定後の英語サポートの中身は、会社によって大きく違うので、先輩などに確認すると良いでしょう。

コンサルティングファームでは、内定者に対して、数十時間分のマンツーマンの英語レッスンを無料で受けさせてくれる会社も多いかと思います。また、事前のレベルチェックとして、スピーキング特化の30分前後の試験を受けさせられる場合もあるようです。数十時間のレッスンで英語力が急成長するかというと、少し疑問ではありますが、マンツーマンレッスンですので、有効活用できると良いと思います。さらに、留学費用などを負担してくれる会社もあるようです。

万一、内定後の英語関連の費用負担を会社にしてもらった後に、その会社を辞退する場合は、負担してもらった分を自分が負担しなくてはならないため、入社することを決めた後で、英語サポート制度を利用すると良いでしょう。



この記事はここまでですが、少しでもこれから就職活動を始める方々の参考になれば幸いです。また、他のライターによる興味深い記事もあるかと思いますので、就活の息抜きにでも読んでいっていただけると幸いです。

みやじ
執筆者:みやじ

受けていた業界/企業:外資系投資銀行投資銀行部門(就職予定)・外資系戦略コンサルティングファーム

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