今回はSOLVE5期生(25卒)の方にご参加いただき、戦略コンサルティングファーム・外資系投資銀行志望者におすすめの本をまとめました。27卒の方やSOLVEに入会を希望される方のご参考になれば幸いです。
WEBテスト対策は就活に必須です。以下、WEBテスト対策で私が実際に使っていた本をご紹介します。
「2025最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題」、著者オフィス海、ナツメ社
SPI試験は、中学受験のような問題で、特に難しくはありませんが、上記のような問題集で慣れておくことは重要かと思います。また、各企業の独自WEBテスト対策にも有用かと思います。また、苦手分野がある方は、専用の特化問題集などを買われるのも良いかもしれません。
「1日10分、「玉手箱」完全突破! Webテスト最強問題集’25年版」、著者 柳本 新二、大和書房
「仮説思考―BCG流 問題発見・解決の発想法」、著者内田和成、東洋経済新報社 「論点思考―BCG流 問題発見・解決の発想法」、著者内田和成、東洋経済新報社
上記二冊は、BCGの日本代表をつとめられた方の著作です。
仮説思考とは、問題を解決する際に、まず仮説を立て、その仮説に基づいて行動や調査を進める思考法です。仮説思考を身につけると、情報の海に溺れずに問題解決を行うことができ、大局観をもって仕事ができるようになります。
論点思考とは、問題を解決する際に、どの論点が重要なのかを明確にし、優先順位をつけて考える思考法です。解くべき問いを間違えないために、論点思考は有用です。
仮説思考と論点思考を意識するだけで、今取り組むべき問いは何で、その仮説は何か、を意識することができるので、効率的にジョブや実際のビジネス上の課題解決に結びつけることできます。
「現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート -「6パターン・5ステップ」でどんな難問もスラスラ解ける! 」、著者東大ケーススタディ研究会、東洋経済新報社「東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート 50の厳選フレームワークで、どんな難問もスッキリ「地図化」 」、著者東大ケーススタディ研究会、東洋経済新報社
俗にいう「東大生本」です。もしかしたら評判が良くない、という話を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、初歩的な、フェルミ推定ってどのようなルールの下で取り組むのか?というような問いや、ケース面接のお作法とは?というような問いには十分に答えてくれる本だと思います。就活初期に読むのにおすすめです。
「過去問で鍛える地頭力 外資系コンサルの面接試験問題 」、著者 大石 哲之、東洋経済新報社
「東大生本」でフェルミ推定やケース面接の基礎を学んだら、このような問題集をぺらぺらめくりながら、より実践的な問題を考えていくのもおすすめです。
ジョブや面接で聞かれうる金融知識を身につけるのにオススメの本です。
「コーポレートファイナンス戦略と実践」、著者 田中慎一、保田隆明、ダイヤモンド社「MBAバリュエーション (日経BP実戦MBA2)」、著者 森生明、日経BP
いずれも有名な2冊かとは思いますが、時間価値の概念や、バリュエーションの方法の基礎的な部分を身につけるには良い本かと思います。
「[新版]この1冊ですべてわかる 金融の基本」、著者 田渕直也、日本実業出版社「No.1エコノミストが書いた世界一わかりやすい金利の本」、著者 上野 泰也、かんき出版「No.1エコノミストが書いた世界一わかりやすい為替の本」、著者 上野 泰也、かんき出版
金融市場(株式市場、債券市場、為替など)に関して、体系的に書かれた本はなかなか存在しませんが、上記の本あたりを読んでおくと、基本的な市場間の相互影響などに関する理解は深まるかと思います。
「投資銀行業界大研究」、著者 齋藤 裕、産学社
就活初期は、一口に投資銀行と言っても、部門もさまざまあり、具体的な業務内容を想像するのが難しいかもしれません。会社HPと並行して、業界理解系の本を読んでみるのも良いかもしれません。
この記事はここまでですが、少しでもこれから就職活動を始められる方々の参考になれば幸いです。他のライターによる興味深い記事もあるかと思いますので、就活の息抜きにでも読んでいっていただけると幸いです。
WRITER:みやじ
受けていた業界・企業:外資系投資銀行投資銀行部門(就職予定)・外資系戦略コンサルティングファーム