今回はSOLVE5期生(25卒)の方にご参加いただき、就活小ネタ集を作成しました。27卒の方やSOLVEに入会を希望される方のご参考になれば幸いです。
長い就職活動の息抜きに、業界に関する映画を見てみるのも面白いかもしれません。
ここでは、The Wolf of Wall Streetを紹介します。実在の株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの栄光と挫折を描く映画です。 20代で証券会社を設立し、億万長者に上り詰めるも、証券詐欺の違法行為で逮捕されるまでの10年間を、ベルフォート自身がつづった回顧緑を基に映像化しました。ジョーダン・ベルフォートの豪快な成功と堕落がリアルかつ刺激的で、ドラッグ、パーティー、金の浪費などのぶっ飛んだ生活をユーモラスに描写している点が面白い作品となっています。
グローバルマーケッツ部門の面接の頻出質問を検索すると、「このペンをセールスして」というような質問があるかと思います。The Wolf of Wall Streetの中では、ベルフォートが、部下に「ペンを売ってみろ」と挑戦させ、需給の原則を利用した説得術を教えるシーンがあります。具体的には、ペンを売りたい相手に「このナプキンに名前を書いてくれないか?」と言います。この場面では、「ぺンを手に入れなくてはならない必要性を瞬間的に生み出す」、需要を生み出すことがビジネスにおいて最も重要な能力のうちの一つだ、という模範回答が示されます。このシーンが就職活動の中で有名な質問の元ネタになったと考えられます。
他にも、「Margin Call」は、2011年のアメリカ映画で、 アメリカ大手投資銀行(リーマン・ブラザーズをモデルとしている)の24時間を舞台とし、2007年に発生したリーマン・ショック/世界金融危機に焦点を当て、金融危機のあいだに従業員たちが取る行動が描かれています。お時間あれば見てみるのも良いかもしれません。
一般的に夏選考が有利、冬選考が不利、と言われる場合も多いかと思いますが、もう少し細分化してみていきましょう。
グローバルマーケッツ部門でも、外資系投資銀行部門でも、夏選考が有利、と言われる場合が多いかと思います。夏選考プロセスの方が、インターンシップの日数が長かったりと、より工数をかけてスクリーニングしますし、インターンシップ通過後、より長い時間をメンター社員と過ごすことになるため、その分愛着が湧くこと、また、会社によってはコンサルティングファーム同様、本選考は、夏選考の枠の余りという位置付けの会社もある、というのが要因かと思われます。しかし、毎年冬に行われる本選考から一定数採用している会社もありますし、一概に本選考=内定確率が極めて低い、ということでもないかとも思います。
多くの会社では、夏選考と本選考でフローが同じ場合が多いかと思います。本選考では、夏選考からの内定者数や辞退の数などを踏まえ、枠の数の調整を入れるため、難易度は枠数に応じて上下しうるかと思います。
特に外資系投資銀行や、日系の証券会社などにおいて、インターンシップ通過者には、次の面接までの間にランチやコーヒーチャットが設けられる場合も多々あるかと思います。この際に、何を準備すべきか、に関してお伝えできればと思います。
話すトピックに関しては、メンター社員の方があらかじめ学生に聞く質問を用意している場合も多いかと思います。メンター社員に一通り、他の選考状況や、その会社への志望度合い、その会社のインターンシップの感想などを聞かれた後で、「何か聞きたいことある?」のように話を振られる場合もあるかと思います。あらかじめ、その会社に対する志望動機を考え、それを伝えたり、業務に関する質問を考えておくことが重要かと思います。また、面接にあたって、自分が話そうと思っていることに不安事項がある場合は、その壁打ちをしていただくのも良いかもしれません。いずれにせよ、素の候補者の姿を見たい、というのがランチの目的だと思われますので、緊張しすぎず臨むのが良いと思います。
また、基本的なことですが、上座・下座を意識する(とは言っても、上座を譲っていただく場合が多いかと思いますが…)ことや、エレベーターの降りる順番などは気を配ったほうが良いでしょう。
この記事はここまでですが、少しでもこれから就職活動を始める方々の参考になれば幸いです。また、他のライターによる興味深い記事もあるかと思いますので、就活の息抜きにでも読んでいっていただけると幸いです。
WRITER:みやじ
外資系投資銀行投資銀行部門(就職予定)・外資系戦略コンサルティングファーム