今回はSOLVE5期生(25卒)の方にご参加いただき、SOLVEをはじめとする選抜コミュニティに関して伺いました。27卒の方やSOLVEに入会を希望される方のご参考になれば幸いです。
新卒就活において、戦略コンサルティングファームや外資系投資銀行などを志望する学生を集め、内定者や現役の社員が1on1でのメンタリングや、集団での講義を提供する団体を指します。
最近まで、選抜試験を通った学生しか入れない無料の選抜コミュニティが一般的でしたが、近年選抜コミュニティも多様化し、月謝を払えば誰でも入れる有料のコミュニティもいくつか出てきています。また、無料のコミュニティにも、就活生が5人以下の小さなものから、中には30人以上が所属する選抜コミュニティまで、規模も様々なものがあります。
学生から参加費用をとらずに、無料で選抜コミュニティが営める理由は、ベンチャー企業や日系大手企業の採用の際の広告宣伝費が主な収益であるからだと考えられ、決して怪しい理由からではありません。(*SOLVEはこのようなシステムをとっておりません)
選抜コミュニティが乱立している今、すべての選抜コミュ二ティのメンタリングの質が必ずしも高いとは言い切れないと思います。どこを受けるべきで、どこを避けるべき、というのはなかなか難しいですが、身の回りの先輩が就活時に所属していたコミュニティやその評判などを聞いて、受けるところを決めるのが良いと思います。
春募集(2027卒なら、2025年の春)に最も多くの就活生を採用することが一般的かと思います。春募集を逃してしまっても、夏頃や秋頃に再募集をかけている選抜コミュニティもいくつかあります。
一般的には、ES選考、グループディスカッション選考、個別面接選考(ケース面接、人物面接)が複数回行われるかと思います。
以下、それぞれのプロセスに関して、詳細に説明していきます。
ES選考
通過率はかなり高い選考かと思います。名前、大学名などの基本的な個人情報や、自分が志望する業界の志望動機、学生時代に注力したこと、自己PRなどの基礎的な質問が項目に含まれる場合もあるかと思います。
グループディスカッション選考
通過率は低めの選考かと思います。一般的には、ZOOM上で5人前後の班に分かれ、与えられたお題に関して20分前後を使ってグループでディスカッションをします。
個別面接選考
グループディスカッション選考までは、外資系投資銀行希望の就活生も、戦略コンサルティングファーム志望の学生も基本的には同じプロセスですが、個別面接選考では道が分かれます。
外資系投資銀行希望の就活生は、人物面接が行われ、戦略コンサルティングファーム志望の学生はケース面接が行われます。
この個別面接選考を複数回経て、入会となります。
就活初期は、外資系投資銀行と戦略コンサルティングファームの解像度が上がりにくく、併願志望の学生もちらほら見かけます。正解はありませんが、とりあえず選抜コミュニティに入って、そこから磨いていく就活の方針でしたら、個別面接選考において、自分がより得意そうな面接を受けることができるコースを選択するのが良いと思います。どちらが得意かわからない場合には、半分の選抜コミュニティには外資系投資銀行コースで出して、もう半分の選抜コミュニティには戦略コンサルティングファームコースで出す、というのもありかもしれません。
私も最初は併願していたのですが、コンサルコースで一つの選抜コミュニティに合格した後は、全てコンサルコース希望に変えてもらって、ケース面接選考をこなしていました。
また、コンサルのケース面接の方が、外資系投資銀行の人物面接よりも仕上がりに時間がかかるため、私は人物面接よりも、ケース対策の方を早く始めて良かった!と思っています。
この記事はここまでですが、少しでもこれから就職活動を始められる方々の参考になれば幸いです。他のライターによる興味深い記事もあるかと思いますので、就活の息抜きにでも読んでいっていただけると幸いです。
WRITER:みやじ
受けていた業界・企業:外資系投資銀行投資銀行部門(就職予定)・外資系戦略コンサルティングファーム