今回はSOLVE5期生(25卒)の方にご参加いただき、GD(グループディスカッション)選考対策をまとめました。27卒の方やSOLVEに入会を希望される方のご参考になれば幸いです。
就活のグループディスカッション選考では、5人前後の班に分かれ、20分-30分の間、与えられたお題に関してディスカッションし、班としてのアウトプットを出します。
お題の系統は多岐に渡りますが、例えば、「ペットショップの売り上げを向上させるにはどうすればよいか」や「とある企業の成長戦略を考えよ」などのビジネスケース系のお題や、「日本において電子投票は促進すべきか」や「夫婦別姓制度に賛成か反対か」などの公共系のお題などがあります。また、ビジネスケース系のお題の中には、「とある福井県のスーパーマーケットは全国展開すべきか、考えるべき論点を網羅構造的に述べよ」などといった、網羅構造系関連の変わり種のお題が出題されることもあります。
グループディスカッション中に、司会者のような形で議論の流れを作っていく人は、ファシリ、発言の方向性や議論の流れを整理するために、ドキュメントにメモをとっていく人は書記と一般的に呼ばれます。書記は、Googleドキュメントを使ってメモをとり、それをZOOMの画面共有機能などを使って班員にシェアをしながら進めていく場合が多いです。
グループディスカッションは、ほとんど全ての選抜コミュニティの選考の中に存在する一方、実際の企業の選考ではグループディスカッション選考を採用していないところもかなり多くなっています。
以下、グループディスカッション選考に関して、就活生からよく聞かれる質問とその回答をまとめてみましたので、必要に応じて、ご参照ください。
就活においては、企業次第なところが多いと思いますが、グループディスカッション選考は足切りであって、倍率はあまり高くないところが一般的かと思います。
一方、選抜コミュニティ選抜において、グループディスカッション選考の倍率はかなり高くなっています。グループディスカッション選考を突破しないと先に進めない上に、各選考フローの中でトップレベルに倍率を高くせざるを得ないフローなので、重要度は非常に高いと思います。ゆえに、よっぽど良いなと思ってもらえないと通過できないと思った方が良いかもしれません。
このポジションがおすすめ、というのはありません。なぜなら、周りのメンバーや状況によって柔軟に変更すべきだからです。基本的にファシリが良いと言われますが、ただまとめるだけのファシリ・自分の意見がなくオープンクエスチョンのファシリ・周りの人を萎縮させてしまうファシリはマイナス評価がつきます。(発言の質/発言の量)の値の相対比較で合否が決まると思った方が良いと思うので、まとめることよりも良い発言をすることを心がけるべきです。
完璧に書記をすればグループディスカッション選考を通過できるのなら、リスクが一番低そうなポジションだと思われる方もいるかもしれません。しかし、完璧に書記をするだけでは、選抜コミュニティの選考では通らないでしょう。自分の意見を発信することが大事で、それをまとめて文字に起こす能力は正直選抜コミュニティでは見られていません。自分で書記をしながらファシリもできれば最強ですが、周りのレベルによってはなかなか難しい場合もあります。一回書記ポジを試してみて、書記しながら色々意見言ったりもできそうな手応えがあれば、積極的に引き受けても良いのでは、程度です。
自分がスタンスをとってどんどん進めていいと思います。周りに意見を投げつつも、ディスカッションすらできないメンバーなのであれば、自分の発言の筋の良さに注力するべきだと思います。
この記事はここまでですが、少しでもこれから就職活動を始められる方々の参考になれば幸いです。他のライターによる興味深い記事もあるかと思いますので、就活の息抜きにでも読んでいっていただけると幸いです。
WRITER:みやじ
受けていた業界・企業:外資系投資銀行投資銀行部門(就職予定)・外資系戦略コンサルティングファーム