難関就活成功ガイド──ES・ガクチカ・挫折経験の書き方

公開日:2025/03/27

ESを書くときに一番意識すべきことは、ESの学生時代のエピソードを通じて企業に対して「自分が会社で活躍している姿」を想像させることである。必要な能力や求められる働き方は業界、会社により様々である。業界、会社の特徴を抑え、適切なエピソードを適切な構成で書くことによりES通過率を上げることはもちろん、面接官にも好印象を与えることができるのだ。

以下よくあるガクチカ、挫折経験について解説する。

ガクチカ

 多くの学生が何を書くか迷う「学生時代に最も力を入れたこと」、いわゆるガクチカの書き方について以下解説したい。

 まず、ガクチカには2つの選び方がある。①絶対的なエピソードがない場合、そして②絶対的なエピソードがある場合である。

 まず、①絶対的なエピソードがない学生の場合は、業務内容から逆算したガクチカの選び方をぜひ意識して欲しい。例えば、営業になりたい学生であればアルバイトで接客した経験や部活動で新歓をしたエピソード、一方で専門職に就きたい人であれば何かしら1つのことに没頭した経験などを選ぶと良いだろう。

 さらに書き方まで業務内容と対応したものにできるとなお良いだろう。例えば、営業になりたい学生で大学時代に寮生活をしていた学生がいれば、「寮生活をする中で自分自身を新しい環境に売り込んだ」という表現にしてみると良いだろう。

 一方で、②絶対的なエピソードがある場合は、特に業務内容などについて考える必要はなく、そのエピソードをもとに抽象的で一般的な学びにつなげて書くのが良いだろう。

 例えば、学生時代に部活動の全国大会で優勝し、かつ主将を努めた学生であればこの活動を通じてチームワークの大切さやリーダーとしてのあるべき姿について学んだというまとめ方が良いだろう。

次に構成であるが、ぜひ一貫性を意識して欲しい。具体的には、まずガクチカの全体像を述べることで文章を通じて伝えたい内容の軸を結論ベースで述べる。その後に実際にあった課題感、そしてその対応策、学びをそれぞれ丁寧に対応させながら書き上げるのが良いだろう。

 例えば、「私は体育会空手部主将の活動を通じて、リーダーには絶対的な実力のほかチーム全体を俯瞰しつつ共感する能力が大切であると学んだ。」と最初に書くことによりガクチカの全体像及び伝えたいことを簡潔に述べる。その後、「私が当初主将になった際、チーム内には反対する者も多かったが」のように課題間や対応策を述べていく。

大まかな流れは以下の通りだ。

  1. 【活動、ガクチカ】を行い、【結果や学び】を達成した。
  2. 目標は【目標】としていたが、活動当初は【課題感(簡潔に述べつつ必要に応じて補足)】という状況だった。
  3. そこで、【ボトルネック】がボトルネックであると考えた。
  4. そう考えた理由は、【理由や思考の過程】なためである)
  5. 解決するための施策として、【施策や試行錯誤の過程】ということを立案し実行した。
  6. 具体的には、【ボトルネック解決のために実行した具体策】ということをした。
  7. その結果、【結果や学び(具体的でも抽象的でもよい)】を達成した。

挫折経験

こちらは、挫折経験の種類を重視しているのか、それとも挫折からの立ち直り方を重視しているのか、見極めることがまず大切である。その上で、こちらも必要な能力や求められる働き方、業界、会社の特徴を抑え、適切なエピソードを適切な構成で書くことが大切である。

 例えば、入社して半年間は単純業務が続くような会社では、基本的なことの積み重ねを通じて心が折れかけてしまった経験を書く。また、相当ストレスがかかる環境であれば同じようにストレスを感じながらもストレスマネジメントしながら結果を出した経験を書くなど、工夫が必要である。

大まかな流れは以下の通りだ。

  1. 【活動、ガクチカ】を行うなか、【挫折内容】において(人生最大の)挫折を経験した。
  2. 当初は【当初の目標や理想】としていたが、当時は【現実や目標との乖離】という状況だった。
  3. しかし、【立ち直るきっかけ】を経て
  4. 【思考や考え方の変化や具体的な行動変化】するようになった。
  5. どの結果、【具体的にどのようにプラスに変化したのか】になり、
  6. 【挫折した状態から脱却した】した。
  7. その結果、【結果や学び(具体的でも抽象的でもよい)】が挫折したときには大切であると学んだ。

また、字数を削る必要があった場合は基本的に

  1. 前書き部分を削る
  2. 敬語表現を書き換える
  3. 一文一文を簡潔にコンパクトにする
  4. 不要な文章を探して削る

を試してみて欲しい。

一方で、字数を増やす必要があった場合は基本的に

  1. 課題感を具体的に記述する
  2. 具体的な行動をより詳しく記述する
  3. 今後学びを社会人生活においていかに活かしていくかを記述する。

を試してみて欲しい。ただ、字数を増やす必要があったとしても、最初の結論部分をより詳しく記述するとやや冗長な書き出しになってしまうので勧めない。

前田
執筆者:前田

受けていた業界/企業:日系・外資系投資銀行 総合商社

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