今回はSOLVE5期生(25卒)の方にご参加いただき、外資系コンサルティングファームの選考スケジュールや各プロセスに関するレポートを作成しました。27卒の方やSOLVEに入会を希望される方のご参考になれば幸いです。
以下ご紹介するのは、2024卒・2025卒・2026卒のスケジュールを参考に、時期の目安をお伝えするものであり、年度によって時期は変わりうるということをご了承いただけますと幸いです。
4月頃 説明会などが複数回に渡って開催される5月上旬 サマー選考ES締切・WEBテスト締切5月下旬-6月下旬 ケース面接が複数回に渡って開催される7月-8月 サマージョブ8月-9月 サマージョブ後のケース面接・人物面接・内定10月以降 本選考ES締切・WEBテスト締切・ケース面接・ジョブ・ジョブ後面接・内定
以下、選考プロセスの特徴を整理していきます。
各社、複数回にわたって、主にzoomで説明会が開催されます。時間は、1時間から2時間程度と比較的短いものが多いイメージで、各社の沿革やカルチャーに関する説明や、コンサルティングファームの仕事内容の説明、その後に質疑応答セッションが設けられている場合が多いかと思います。
この説明会の参加の有無が内定に直結することは無いと思われますが、新卒からそのコンサルティングファームで働かれている社員の方々などから業務内容や、その他ファームのカルチャーなどについてお話を伺えるので、積極的に参加すると良いと思います。
コンサルティングファームは外資系投資銀行とは異なり、人物面接の比重が小さい場合が多いため、そこまで時間をかけなくても良いかもしれません。ただ、ケース面接の前のアイスブレイクのような形でコンサルティングファームの志望動機や、学生時代に注力したことなどを聞かれる場合もあるかと思うので、最低限は考えておきましょう。
SPIテストや、玉手箱テスト、その他企業オリジナルテストが課される場合が多いかと思います。後悔しないためにも、最低限の対策はした方が良いと思います。
ジョブ前には、主にオンラインで、複数回にわたって、フェルミ推定の面接や、ケース面接が行われます。面接の形式は、ファームによって決まっているというよりかは、面接官によって異なる場合も多いかと思います。面接官によって、思考時間が与えられる場合もありますが、いきなりディスカッションが始まるいわゆるノータイムケースの場合もあります。また、ケースの問題も事前に決まっているのではなく、その直前のアイスブレイクの内容を元に出題される場合も多いと思います。
面接官が自分の仮説を元に誘導してくれる場合も多いので、面接官はどのような仮説を持っているのかを見極めながら、ディスカッションしていくのが理想とされます。
ジョブは、対面で3日間にわたり開催されることが多いです。1班5人前後のチームに分かれ、与えられたお題に関してディスカッションし、最終日にはチームとしての成果を発表します。お題は、「X企業の成長戦略を考えよ」などのように、実際のコンサルティングファームでの業務で扱いそうなトピックが出題されることがほとんどです。
ジョブ後面接では、ジョブ前のようにケース面接が課される場合や、人物面接が課される場合もあり、ファームや、それまでの評価によって面接内容が分かれる印象があります。また、ジョブ前面接よりもシニアの社員の方々が出てきて、最終的にその人を採用するかを判断するプロセスになる場合がほとんどかと思います。
ジョブに参加して感じた会社に対する印象や、その会社に対する志望動機などは改めて言語化しておくと良いかもしれません。
この記事はここまでですが、少しでもこれから就職活動を始められる方々の参考になれば幸いです。他のライターによる興味深い記事もあるかと思いますので、就活の息抜きにでも読んでいっていただけると幸いです。
WRITER:みやじ
受けていた業界・企業:外資系投資銀行投資銀行部門(就職予定)・外資系戦略コンサルティングファーム